靉嘔企画展 いろはにほへとちりぬる―虹とフルクサスの記憶―
大野では、1950年代に「創造美育運動」から派生し、一人当たりの購入枚数が少なくても、より多くの人が絵を買うことで若く才能のある画家を支えようとする「小コレクター運動」が盛んでした。
本展では、「小コレクター運動」の作家として大野に最も縁の深い靉嘔(あいおう)の新作展を開催します。
靉嘔は1958年に渡米し、現地の作家と交流を深めながら真の前衛を探究しつづけ、1962年に前衛芸術グループ「フルクサス」参加しました。そうした中で、光のスペクトルを用いた「虹」の作品で世界的に名声を得るアーティストとなっていきました。
靉嘔が国際的な活動を通じて大きな飛躍を遂げるきっかけとなった「フルクサス」での活動に焦点を当て、他のフルクサスメンバーの作品も展示します。そして、過去に大野で開催されたフルクサスのイヴェントやパフォーマンスにまつわる作品も合わせて紹介します。
2025年10月4日(土)~1月12日(月・祝)
COCONOアートプレイス
観覧料/大人400円、中学生以下無料、障がいのある方200円
開館時間/9:00~17:00
休館日/月曜日(祝日をのぞく)・祝日の翌日
●トーク 摺師 助田憲亮さんを迎えて
靉嘔の専属摺師である助田憲亮さんを迎えて、新作版画「いろはにほへとちりぬる」の制作秘話や、靉嘔さんとの出会い、摺師という仕事についてなどお話いただきます。
11月30日(日) 13:30~14:30
会場:ココノアートプレイス
参加費:無料(別途観覧料)
定員:30名
●出品作品
〇靉嘔新作「いろはにほへとちりぬる」 11作品
〇靉嘔 on the earth 13作品
フルクサスと大野
〇2006年 大野でフルクサス 4作品
〇ナムジュンパイク 1作品
〇アン・ノエル
〇エメット・ウィリアムス
〇ユルゲン・オー・オルブリッヒ