1枚の絵を手に ―私の小コレクター運動はここから始まった―

大野市在住のコレクターの方が生涯にわたって集めた作品の中から、収集のきっかけとなった作品や靉嘔の大作など貴重な作品の数々を展示します。
その中には、福井の小コレクター運動を支えた方々の作品も含まれます。是非ご覧ください。

靉嘔| 池田満寿夫| 泉茂| 瑛九| エメット ウィリアムス| オノサト トシノブ| 河内成幸
キムラリサブロー| ヘンリーミラー| 元田久治| 吉原英雄| 助田茂蔵| 谷口等| 藤本よし子

2024年4月20日(土)~6月23日(日)
COCONOアートプレイス
観覧料/大人300円、中学生以下無料、障がいのある方150円
開館時間/9:00~17:00

「小コレクター運動」とは
1950年代の日本の美術教育界で起こった「創造美育運動」から派生した運動です。戦後間もない時期の一般市民に美術に対する理解や関心を持たせることと、実力がありながら不遇な画家を支援する目的がありました。一人の買う枚数は少なくても、より多くの人が絵を買うことで若くて才能のある画家を支えようとするものでした。ここ大野では非常に盛んで多くの人が絵を手にしたことによって、暮らしの中に美術が根づいています。

コレクターよりメッセージ
長期にわたる蒐集を通して
靉嘔さんや木村利三郎さんをはじめ数多くの作家とのつながりが持て、とてつもなく大きな才能、創造性にふれました。
現代美術を支える美術館キュレーター、美術評論家、マスコミ関係者との美術談議が思い出されます。又、蒐集活動の中で市内外の多くの方たちとのかけがえのない絆もできました。今更ながら、蒐集した作品がもたらしてくれたもののありがたさをかみしめています。

関連イベント

リソグラフワークショップ
ー絵を描いてポストカードをつくろう!ー
5月25日(土)

リソグラフとは・・・シルクスクリーンやガリ版と同じ「孔版印刷」の原理を元にしたデジタル孔版印刷です。スクリーン状の版に微細な孔(あな)を開け、そこからインクを用紙に押し出す印刷方法です。かすれたり、色ムラが出たり、判ズレした部分が味わいのある表現となります。

午前の部 10:00~11:30
定員8名
参加料:1,000円
絵を描くことが苦手だけど、やってみたいという方向けのコースです。

●午後の部13:30~15:30
定員6名
参加料:1,000円
じっくりと絵を描いてリソグラフを体験できるコースです。

申込先: COCONOアートプレイスまで電話で申し込みください。